当院の取り組み

“市立病院は中和医療の要であり続ける”

中和地域の少子化・老齢化の進むなか、疾病者の速やかな受け入れと治療、それに在宅医療の支援こそ市立病院の責務と心得ます。

市立病院は遂げるべき「病院目標」を掲げ、職員全員が後進を導きつつ、力量を高め協調することで病院のビジョン=“中和医療の要であり続ける”を実現します。「目標を遂げるシステム」として、「経営戦略会議」は経営のあるべき姿を見定め、「病院改善会議」は病院運営のP/D/S/Aをリードします。

 

例えば 救急科の早期創設を「病院目標」の一つに掲げ、救急医療に対する中和の医療者の期待に応えます。中和住民の治療への期待に応えるために、奈良県立医科大学等 高次医療機関との連携システムも推し進めます。

 

 

病院目標 ~中和医療圏の要で有り続けるために~


【運営目標】

① 病院を新築する

 当院には、旧館と新館、さらには最新の放射線治療棟とあり、建物の構成が3部構成になっております。旧館の老朽化に対し、『病院基本構想』を策定し、施設整備に向けて準備中です。

豊かな人間性と倫理観をそなえ、温かい心と思いやりにあふれる病院を目指します。

【経営目標】

① 収益を確保し続ける

 放射線治療棟の新設などにより、2016年度から多額の返済が始まったため、病院経営の悪化が想定されます。そのため、経営の改善に向けて、後述の『経営戦略会議』で、様々な検討を行い、病床稼働率や入院日当点の上昇を図り、経営の安定化に務めています。また医療機器の購入を、安価に行う努力により、新規の医療機器導入も進みつつあります。

② 常勤医>60名を維持し、スタッフの力量を高める

 当院の慢性的な内科医師不足などにより、救急医療等に十分対応できないなどの弊害があります。マンパワー不足は、後述の如く、診療科間の連携の強化で大いに改善されつつあります。一方、医師の確保については、総合内科や消化器内科を含めた内科医師および救急専門医を募集するとともに、院内での育成を図っております。

③ 医療機器を整備し、最新の医療を行う

 医療は急速に進歩しています。様々な技術の進歩ともに、医療機器の開発が医療の発展に寄与することも多くみられます。当院では、各診療科の要望に応じて、医療機器を整備し、最新の医療が行える環境を作る努力をしています。また院内スタッフは、切磋琢磨し、ガイドラインに準じた最新の医療を行うことを目指しています。

【診療目標】

① 中和の救急医療の要となる

② 中和のがん医療の要となる

③ 中和の周産期医療の要となる

④ 中和の総合診療の要となる

⑤ 中和の在宅医療支援の要となる

⑥ 診療科ごとの専門医療を推進する

【教育目標】

① 人文教育を重んじ、誰もの人権を擁護する

 内外の講師による講演やグループワークを通じて、院内スタッフが人文教育をより深く理解し、実践できるように、病院として環境作りに努力しています。また職種間の垣根を払い、お互いの人権を尊重する病院作りを目指しています。

② ガイドラインに合わせ、治療を標準化する

 2016年4月の時点で、診療科間の連携不足を実感しました。後述の『中堅医師の会』によって院内のルール化が進み、診療科間の連携は急速に改善しつつあります。今後、『病院改善会議』を通して、さらに院内全体のルール化を進め、院内全体の連携強化を図りたいと考えております。

③ 病院を挙げて、後進を育てる

 医師を始め、種々の職種の院内スタッフを育成するために、院内外の研究会への参加を促し、またガイドラインに準じた標準治療を整備し順守することで、後進の育成を図っています。


目標を遂げるシステム

 スタッフ一人一人にとっての日常の問題を病院運営のシステム上の課題として取り上げ、システムそのものを『PDSAサイクル』に乗せて組織横断的に改善するしくみを構築しています。『PDSAサイクル』においては、決定事項にも再検討を加えてシステムを見直すので、患者と現場スタッフの不具合感は常にシステム改善の原動力となり、改善は継続します。これは患者とスタッフが共同してより良い医療を追求・実現する、これまでにない全く新しい運営システムと自負しております。






管理会議

 経営戦略会議や病院改善会議、さらに院内委員会等で検討された事項を、最終決定する機関です。メンバーは、院長、副院長、事務長を始めとする、院内各局の長で構成されます。ここで重要なことは、先述しましたように、検討され決定した事項を、再度『PDSAサイクル』で検討し、必要があれば、内容を改善することができるシステムがあるということです。実際に運用するスタッフが不具合を感じたら、遠慮することなく、再度検討に乗せることができます。


経営戦略会議

 経営に特化した会として、『経営戦略会議』を設立しました。病院経営に関わる重要なことを、徹底して検討する会議です。外部の経営コンサルタントを交え、白熱した議論が展開されます。先述致しましたように、検討した内容が、最終的に『管理会議』で承認されるシステムになっております。




病院改善会議

 運営システムのP/D/S/Aをリードする会議で、メンバーは4局(診療局・看護局・技術局・事務局)代表者と院長から成ります。発足(2016年4月)よりこの方、院内組織間の連携改善、倫理問題の解決等 幅広い課題を検討しています。

職員一人一人の日常の問題を運営システム上の検討課題として取り上げる仕組みとして、【中堅職員の会】を設けました。

 

【中堅職員の会】

 例えば、『中堅医師の会』は中堅医師の有志が診療科間の垣根を越えて対話する月例会議で、当直業務の申し送りや研修医の教育の仕方などについて、院内の診療手順の標準化を検討しています。診療局の承認を経れば、手順案は院内Webに掲示され、標準手順として院内スタッフに広報されます。『中堅技師の会』と併せてこれら中堅職員の会は、現場スタッフが現場の問題を運営システム上の課題として解決に導く力量を磨く場となっています。

 

【プロジェクト】

『救急診療の質改善』等の全病院的で重要な課題に対しては、病院改善会議メンバーがスポンサーとして解決を目指すプロジェクトを立ち上げ、効果的な課題解決を図っています。

 

下記は、2016年4月以後のプロジェクト・タイトルです

 ● 「(日直・当直)勤務への報酬が業務量に依らず一律」であることの適否を見直す(12月終了予定)

 ● 救急診療の改善(継続中)

 ● 医師・看護師の救急診療の力量向上(継続中)

 ● HPを通じ、病院の魅力を広報(継続中)

 ● リハビリ強化プロジェクト(継続中)





運営会議

 院内で検討した様々な決定事項を各部署のリーダーに直接伝えるシステムが、『運営会議』になります。病院の運営システムに職員の納得が得られるように、病院長が職員に向かい、直接語りかける場でもあります。同様の内容を院内Webでも周知致しますが、直接説明を行うことによって、検討事項をより正しく理解してもらうことを意図しています。




各取り組み

 

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ダイヤル回線・IP電話からは

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