2023年5月に新規装置に更新致しました。
核医学検査では、微量の放射線(γ線)を放出する医薬品を体内に投与し、標的となる臓器に取り込まれた薬品から放出されるγ線を専用の検出器(カメラ)で捕え、増幅する事で薬品の分布を画像化したり、その体内動態から臓器の機能等を調べる検査です。
γ線の信号の増幅部が小型化された為、従来の装置よりも患者様に近づく検出器部分が 薄くなりました。検出器が薄くなることで、圧迫感を軽減することが期待できます。
この検出器は、電気的ノイズを減らした設計の為、従来よりも高い分解能(画像の細かさ を表現する能力)を持ちます。
また、体内から放出されるγ線は、さまざまな方向から検出器に入ってくるため、画像がボケてしまいます。これを改善するために、観察したい方向からのγ線のみ通過させるコリメーターという部品があります。このコリメーターも、新タイプのものが導入され、画像分解能は維持しつつ、感度は大幅にアップしました。この新コリメーターと、検出器の移動中もγ線を収集出来るSwiftScan技術や画像のコントラスト(濃淡)を向上させる処理であるClarity2Dの組み合わせにより、スキャン時間の短縮と病変抽出能の改善を実現します。
また、収集したデータを処理する装置には、Evolution for Bone(骨等の検査に使用)Evolution for Cardiac(心筋等の検査に使用)等の新たな画像再構成手法で、分解能、信号ノイズ比が改善します。
その他にも、検査部位や目的に応じた様々なソフトが搭載されており、画像診断の補助に寄与します。
当院では2023年1月に80列マルチスライスCTを導入しました。CT検査では輪切りの画像を観察することができ、体内の詳細な情報を得ることができます。また造影剤を使用することで、血管の走行や、病変部をより詳細に調べることができます。一回の検査は5分から15分ほどで比較的短い検査であり、全身撮影から心臓、頭部の血管描出まで多種多様な検査が行えます。
本装置ではトンネル開口部が78cmととても広く、寝台幅は47cm、寝台の高さも30cm程度まで下げることができ、患者さんにとても優しい設計となっております。 金属アーチファクト除去システム「SEMAR」を搭載しており、従来の装置では義歯や人工股関節の影響で見えづらくなっていた頚部や骨盤内なども金属の影響を少なくした画像を提供することができるようになりました。
CT装置ではX線の量が少ないと画像のノイズが増してザラザラになってしまい読影に支障をきたしてしまいますが、逐次近似再構成「AIDER 3D」やAI技術「AICE」を搭載しており、少ない線量でもノイズを抑えた高品質の画像を提供できるため患者さんの被ばくを抑えた検査を行うことができます。
すべての患者様に変わらぬ高品質な情報を。ハイクオリティ画像を年齢、体型、症状など患者様の特性によらず、安定的かつ再現性の高い画像を提供するための新しい技術を搭載されたMRI装置です。体型(乳幼児や肥満の方)による画質のばらつきを抑えた再現性の高い画像の提供を可能にしました。MRI検査の適応が広がる現在、静止が難しい・息止めができない、などさまざまな状態の患者様への対応が可能となりました。また医療における人工知能(AI)技術を活用し、従来と比較して撮影時間の短縮、高精画像を提供することが可能となりました。検査の安全性では、ベッドに寝るだけで患者様の呼吸の動きをモニタリングすることが可能となり、患者様の状態変化を素早く検知することが可能となりました。
MDCT装置(80列)Aquilion Prime SP1台、MRI装置3.0T(MAGNETOM Vida)1台を有し、CT検査による全身の3D-CTや任意断面のMPR画 像に加え心臓の冠動脈も撮影出来、MRI検査によるMRAやMRCP等の画像そして3D画像を得ることが 出来ます。
またTV装置(FPD搭載)2台Sonial-VisionG4 (胃・注腸等検査)とC- Vision(消化器等検査)が導入され、幅広い検査を行っています。
一般撮影装置(FPD装置)を含め、マンモグラフィ装置(FPD搭載)RI装置(核医学)DSA(血管造影+ IVR)等などの諸検査が全てデジタル化されています。
これにより、診療に重要な放射線画像を迅速かつ 確実に臨床現場に提供し、放射線科専門医による機能的な画像診断が可能になりました。このように、病院の中央部 門として、各科の要望に円滑かつ、迅速に対応しています。
診断分野のほか、治療としても肝細胞癌などの悪性腫瘍に対する血管内治療などの画像下治療(IVR)も、積極的に実施しています。
●CT検査
●MRI検査
●脳外科依頼によるMRI(MRA)検査
●乳がん検診におけるマンモグラフィ
●消化管造影検査(胃・小腸・注腸)
●ドック・成人病検診・集団検診等における胃透視
●DSA(IVR)等
●RI検査
●病診連携による各施設からの依頼検査、CT検査・MRI検査・骨塩定量検査、核医学検査
CT検査では輪切りの画像を観察することができ、体内の詳細な情報を得ることができます。また造影剤を使用することで、血管の走行や、病変部をより詳細に調べることができます。
本装置ではトンネル開口部、寝台幅が広く検査時の緊張感を軽減し、ゆったりと横になることができます。またAI技術「Deep Learning」を搭載しており、低線量で充分な画質を得ることができます。
当院ではワークステーションVincentを導入しており、冠動脈の3D画像や、仮想気管支鏡、肝臓の術前シミュレーション画像などを提供しています。
MRI検査では、強力な磁場と電波を利用して、体内の脳や臓器、関節、血管等を様々な角度から見る検査です。
X線を使用しませんので放射線被曝はありません。また造影剤を使用しなくても血管の情報を得る事ができ、頭部領域では、偶然に発見される無症候性脳梗塞(出血)の発見に優れています。
また、MRI画像を使って、脳の萎縮度を見る検査『VSRAD』によって、早期アルツハイマ-型認知症診断の支援が可能となりました。
MRI画像による画像支援で早い段階から積極的な治療につながり進行を遅らせる事が期待できます。
当院の装置は、GEヘルスケアジャパン製の2検出器型のガンマカメラを搭載しています。
体内に微量の放射性医薬品を投与し、医薬品が体内の組織や臓器に集まる様子をこの装置で画像化したり、解析する事で病気の検索や状態を把握する事が出来ます。
例えば、骨の異常を診る骨シンチグラフィ、脳の血流状態を診る脳血流シンチグラフィ、心臓の筋肉の血流や心機能を解析する心筋シンチグラフィその他、診療科の要望に応え各種の検査を実施しています。
■放射線科
一般撮影(FPD)2階(2室)---- 1階(1室)
X線FPD・TV 装置(2室)
DSA装置
RI検査(SPECT)
骨密度装置(腰椎、大腿骨)DEXA
80列-MDCT装置
3T MRI装置
泌尿器科TV装置
ESWL装 置
マンモグラフィ(FPD装置)
ポータブル装置(手術室1台・病棟3台)
検 査 項 目 | 件 数 |
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一般撮影 | 28,572件 |
(乳房撮影) | (2,223件) |
CT検査 | 11,279件 |
M R I 検査 | 4,550件 |
核医学検査 | 759件 |
血管造影検査 | 72件 |
T V(特殊)検査 | 898件 |
T V(胃腸)検査 | 781件 |
骨密度検査 | 1,442件 |
総 件 数 | 50,002 件 |
※2022年度はCT検査・MRI検査・骨密度検査・核医学検査の808件の紹介を院外から受けています。また依頼先への画像診断結果は当日~翌日に発送を行っています。
※当病院はマンモグラフィ検診精度管理中央委員 会施設画像認定を取得しています。
※乳房撮影担当はマンモグラフィ検診精度管理中央委員会の定める撮影 資格を有する診療放射線技師4名が行っていますので安心して検査を受けていただけます。
※検診マンモグラ フィ読影はマンモグラフィ検診精度管理中央委員会の定める読影資格を有する医師が担当しています。
マンモグラフィ検診施設画像認定
診療科 | 放射線科 |
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氏名 | 城根 憲久(シロネ ノリヒサ) |
役職 | 部長 |
出身大学 | 奈良県立医科大学 |
卒業年月 | 1999/03 |
学会資格等 | 日本医学放射線学会放射線診断専門医・指導医 日本核医学会核医学専門医 日本核医学会PET核医学 認定医 |
診療科 | 放射線科 |
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氏名 | 國近 瑛樹(クニチカ ヒデキ) |
役職 | 非常勤医師 |
診療科 | 放射線科 |
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氏名 | 松本 武士(マツモト タケシ) |
役職 | 非常勤医師 |
診療科 | 放射線科 |
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氏名 | 伊藤 高広(イトウ タカヒロ) |
役職 | 非常勤医師 |
診療科 | 放射線科 |
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氏名 | 田中 利洋(タナカ トシヒロ) |
役職 | 非常勤医師 |
診療科 | 放射線科 |
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氏名 | 豊田 将平(トヨダ ショウヘイ) |
役職 | 非常勤医師 |
■ 代表番号
受付時間(平日 9:00~17:00)
外来受付時間
午前 8:15~11:00
(午後診療については、外来診療担当表で各診療科ごとに確認して下さい)
休診日
土・日・祝日 ・(12/29~1/3)
13:00~20:00
子供の急な病気・ケガの時どうする?
または 0742(20)8119
平日
18時〜翌朝8時
土曜日
13時〜翌朝8時
日・祝・年末年始(12/29〜1/3)
8時〜翌朝8時
看護師や小児科医が電話でアドバイスします。
奈良県救急安心センター相談ダイヤル
救急車を呼んだ方がいいのかな?
病院で診察を受けるべきかな?
応急手当の仕方がわからない?
近くの医療機関が知りたい? などの場合…
お電話をおかけください。
プッシュ回線・携帯電話からは
ダイヤル回線・IP電話からは
24時間受付!相談員や看護師が電話でアドバイスします。
医療安全相談窓口
医療に関する患者の苦情や
相談等の対応を行います。
受付時間
平日 9:00〜12:00 13:00〜16:00
2023年09月22日 患者さん
新型コロナワクチン接種の予約終了2023年09月22日 患者さん
眼科の月曜日の診療について(予約診療のみ)2023年09月20日 患者さん
9月15日・20日・22日 眼科休診のお知らせ2023年09月20日 医療関係者
第16回大和高田市口腔ケア研修会(医科歯科連携)開催報告2023年09月15日 トピックス
70周年記念式典開催のお知らせ(是非、ご参加ください)〒635-8501
奈良県大和高田市礒野北町1番1号
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● 近鉄大和高田駅から1.2キロ(徒歩約18分、車約4分)
● JR高田駅から1.0キロ(徒歩約15分、車約5分)
● 近鉄高田市駅から0.7キロ(徒歩約10分、車約4分)
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葛城市コミュニティバス(環状線)
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