スペシャリスト
認定看護師
認定看護師は、高度化し専門分化が進む医療の現場において、水準の高い看護を実践できると認められた看護師です。
「認定看護分野」ごとに日本看護協会が認定しています。
特定の看護分野(全21分野)で熟練した看護技術を用いて水準の高い看護を実践する看護師。看護現場で実践・指導・相談の3つの役割を果たします

皮膚・排泄ケア |
1名 |
がん化学療法看護 |
1名 |
緩和ケア |
1名 |
感染管理 |
1名 |
摂食・嚥下障害看護 |
1名 |
集中ケア |
1名 |
WOC |
1名 |
認定看護管理者
認定看護管理者は、病院や介護老人保健施設などの管理者として必要な知識を持ち、患者・家族や地域住民に対して質の高いサービスを提供できるよう組織を改革し、発展させることができる能力を有すると認められた看護師です。 認定看護管理者の資格は、日本看護協会が認定しています。 患者・家族や地域住民に対しより質の高いサービスを提供できるよう、自身が管理する組織の課題を明らかにし、組織内の様々な部署や人に働きかけて、組織全体のサービス提供体制の向上に取り組みます。また、地域の組織間の連携を図るなど、地域全体の医療・看護の質の向上に努めます。

特定看護師
特定看護師のご紹介
私は2016年12月に奈良県立医科大学において特定行為研修(7区分16行為)を修了し、2017年4月から特定看護師として活動しています。主な業務としては手術室内での麻酔補助業務をしており、多くの患者さんに係ってきました。医師の包括的指示下で活動する特定看護師にはかなりの重責が圧し掛かりますが、とてもやりがいを感じています。その他にはRST(Respiratory Support Team)活動や、院内看護師を対象に周術期看護の講義を行っています。 今後は他科医師や他職種とも連携し、HCU(High Care Unit)などの集中治療領域にも活動の幅を広げ、患者さんの早期回復に貢献し、患者さんやご家族が少しでも安心して治療を受けられるよう取り組んでいきます。
特定看護師 浅田 淳
看護師特定行為研修では、看護の視点だけでなく治療を行う医師の専門的な視点を知ったことで両者をつなぐ役割を果たしチーム医療の強化に貢献できると考えています。 アセスメント力や技術力などを活かし、チーム医療においてケアとキュアの両面から患者像をとらえ、共通認識を持ちながらも多角的視点を取り入れ多職種と協働できるキーパーソンとなり、OJTを用いて現場のボトムアップを意識していきます。 チーム医療の一員として、特定行為ができる看護師が医師と患者の間に入ることは、患者や家族ケアの向上にもつながります。行為ばかりにとらわれず、患者の現在の状況などをメンバー・他職種と共有、共に考えていくことでチームでの結束、チーム力の向上を担えるようになり、特定行為を活かせる看護師として活動していきます。
特定看護師 黒松 大悟
認定看護師のご紹介
平成23年に皮膚・排泄ケア認定看護師の資格を取得してから、主に褥瘡対策室専従として院内の褥瘡対策を担っています。 また、院内のスタッフから褥瘡をはじめ色々な創傷ケアやスキンケア、排泄ケアの相談を受け、一緒にケア方法を考え、実施・評価をしています。疾患に関連した皮膚トラブル、化学療法の有害事象である皮膚障害のマネジメントに関わることもあります。時には、訪問看護師と同行し、在宅における褥瘡やストーマケアを検討することもあります。そして、より一層、患者さんや利用者さんの生活と治療の両立に貢献できるように平成31年に看護師特定行為研修を修了しました。 院内をはじめ、在宅で看護や介護に携わるスタッフや家族と連携を図り、今後、益々多様化する医療・看護に柔軟に対応し、病院や地域・在宅と療養環境が変わっても、継続した看護が提供できるように取り組んでいます。
皮膚・排泄ケア認定看護師 堀井 さゆり
私は、がんと診断された時から、患者さんが納得してがんの治療を受けることができるように、継続した関わりを大切に考え、主に外来で活動を行っています。 がん化学療法を受ける患者さんは、副作用や予後に対する不安、治療に伴う身体的苦痛、社会生活への影響など様々な不安を抱えています。安全・安楽・確実な薬剤の投与管理を行い、患者さんがその人らしく過ごし、治療と生活を両立できるように、化学療法室のスタッフや医師・薬剤師等さまざまな職種と協働し安心して治療が継続できるよう支援しています。また、スタッフの知識や技術の向上を目指し、実践を通してがん化学療法看護の質向上のために貢献していきたいと思います。
がん化学療法認定看護師 一林 三保子
「緩和ケア」とは、病気に伴う心と体の痛みを和らげることで、その人のQOL(生活の質)を改善するためのアプローチです。患者さんとご家族が持つ全ての苦痛を取り除いて、 その人がその人らしく生きていけるように支えるケアのことを言います。 苦痛の中には痛みだけでなく、体の様々な症状、気持ちのつらさや悩みなども含まれます。 緩和ケア認定看護師として、患者さんとご家族を支えるチームの一人として、多職種と連携をとり、人と人とのつながりの中でその人の価値を大切にした看護を心がけています。
緩和ケア認定看護師 堀尾 美砂
2013年に感染管理認定看護師を取得し、2018年より感染対策室で感染管理専従看護師として活動しています。 感染症の患者さんだけでなく、患者さんのご家族や職員など病院すべての人や地域の皆さんを感染から守ることです。感染症のほとんどは人の目で見ることの出来ない細菌やウイルスとの戦いです。感染対策は日々進歩しています。多職種(医師・看護師・薬剤師・検査技師・事務)による感染対策チーム(ICT:Infection Control Team)として、病院内で発生した感染症が広がらないよう、また患者さんやご家族に安心していただけるように日々奮闘しています。
感染管理認定看護師 里内 正樹
摂食・嚥下障害看護認定看護師は、摂食嚥下機能の評価やそれに見合った介入、食事内容および食事摂取方法の判断、口腔ケアの実践などを通し、誤嚥性肺炎・窒息・低栄養・脱水などの予防や改善を行います。また、口から食べることは栄養摂取の目的だけでなく、生きる楽しみや喜びに繋がり、患者さんのQOLに大きく関わっています。一人でも多くの患者さんが安全に、少しでも長く食べ続けられるよう支援していきます。
摂食・嚥下障害看護認定看護師 伊丹 幹人
大和高田市立病院で主にHCU(High Care Unit)で、侵襲の大きな手術を受けられた患者さんや生命の危機状態にある患者さんに対して病態の変化を予測し、重篤化の回避や早期回復するためのケアを行なっています。また、HCUに入室される患者さんやご家族の不安な気持ちなどにも寄り添いながら、精神的な支援も行なっています。 HCU以外では、RST(呼吸ケアサポートチーム)の一員として、院内の患者さんが安全に呼吸療法を受けられるようサポートしています。
集中ケア認定看護師 遊免 大輔
2000年にM.D.Anderson.Cancer.CenterのWOCプログラムを修了、2021年にICAA認定リンパ浮腫専門医療従事者取得コースを修了し、WOCナース兼リンパ浮腫専門看護師として外来診療科で勤務しています。 ストーマ外来では、オストメイトの方々に安心して生活を送って頂けるよう、ストーマ装具やスキントラブルの相談に応じています。2010年からは、オストメイト同士の継続的な交流を図り、お互いの体験を共有することを目的に、ご家族への支援も視野に入れた患者サービスを提供しています(2022年9月現在COVID-19感染対策のため休止中)。 また、リンパ浮腫外来では、乳がんや直腸がん、泌尿器科疾患、婦人科疾患でリンパ郭清された方に対し、リンパ浮腫の予防を始め病期に合った弾性着衣の選定を行い、必要に応じてMLD(リンパドレナージ)を実施しています。どちらの外来も、ケアが難渋した時は患者さんとともに悩み、上手くいった時はともに喜び合い、患者さんからの反応がダイレクトに伝わってくるのでやりがいを感じています。 これからも、患者さんのQOLを向上していけるよう、日々研鑚を積んでいきたいと思います。
WOCナース・リンパ浮腫専門看護師 吉川 由紀
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